化粧品だって化学成分は気にして! 食べることで体に取り込む合成化学物質を気にしている方は、体につける石鹸やシャンプー、化粧品についても気を付けて下さい。 口から入れた物はトイレへ行けば排出しやすいと言われていますが、肌から入ったものは排出が難しく体内に蓄積されやすいと言われています。
そう遠くは無い昔、肌は一方通行で、汗や毒素は排出するけれども、レインコートのように一切何も通さないバリアと考えられていました。しかし、今では違います。皮膚につける薬が増えています。なぜならば、容易に有効成分が血中に流れ込むことが解っているからです。アロマがリラックスに役立つことが広く知られていますが、それは心地よい香りの影響だけでなく、植物成分が皮膚を通して体に吸収されることも理由です。
皮膚の表面には血管が無いので表面を浅く傷つけても血が出ないように、この角質層により有害物質は遮断されるのですが、脂溶性の高い経皮毒性化学物質は、角質層を簡単にくぐり抜けることができるので、内側の毛細血管に到達し血流により全身に運ばれることになります。特に環境ホルモンは吸収されやすいので女性の健康には要注意です。アレルギーにも深い関係があるようです。
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